土壌改良資材について簡単にまとめてみました

赤玉土

関東ローム層の赤土から採掘される。
保水性・保肥性・通気性に優れている。
pH6.0程度で弱酸性
元々は粘土質のため、風化して赤土に戻ってしまうと一気に排水性が劣ってしまう。
粒が大きいほど排水性と通気性に優れ、粒が小さいほど保水性と保肥性が優れる。

鹿沼土

栃木県鹿沼市産出の軽石。
保水性・排水性・通気性に優れている。
pH4~5で酸性
赤玉土よりも比較的形が崩れにくい。

ピートモス

ミズコケなどの植物が堆積し、腐食した泥炭を粉砕したもの。
保水性・保肥性・通気性が高く、有機酸を含む。
pH調整されていないものであれば、酸性を示す。
土壌を酸性に傾け、水持ちを良くし、土を柔らかくする効果がある。有機酸により、有機微生物も活発になる。
完全に乾燥すると、撥水するようになってしまうため潅水には注意が必要。バランスを取るために赤玉土・鹿沼土やパーライトなどを混ぜて使用することが多い。

パーライト

火山岩として産出されるパーライト原石や珪藻土等を高温で熱処理してできる人工発泡体である。
排水性・保水性・通気性に優れている。

バーミキュライト

蛭石の原鉱石を800℃ほどで加熱風化処理し、10倍以上に膨張させたもの。
保水性・保肥性・通気性に優れている。

もみ殻クン炭

もみ殻を炭化させたもの。
保水性・排水性・通気性に優れている。アルカリ性
土壌の微生物の住処となるため、物理性だけでなく生物性の改善にもなる。