世界遺産登録5周年の富岡製糸場へ

今回は4人で富岡製糸場へ向かいました。

上州富岡駅の無料駐車場に集合。前情報無しに来たものですから予想以上に車が多く、いつもはガラガラという無料駐車場が車でびっしりでした。

どうやら富岡製糸場は世界遺産登録5周年なのですね。

上州富岡駅前の駐車場ではミニバスの試合が行われていました。

富岡市役所の広場でも5周年記念マルシェで活気立っていました。

市役所のロビーでは「君の名は。」劇中にも出た組紐の講座が行われていました。

しばらくpi-reiwaの活動について語り合った後、世界遺産登録5周年の富岡製糸場へ徒歩で向かいます。

その道中の風景がなかなかエモかったので写真に収めました。

路地裏にひっそりとあるオシャンティーなカフェの外装には廃パレットが利用されておりなかなか味がある。タバコやの隣に薬局があるという合理的な配置、昭和賑わっていたであろう店の看板。

この辺りの路地裏には憂いを含んだノスタルジックな雰囲気がありました。

歩く事1キロくらいでしょうか。富岡製糸場に付きました。入場料は大人1000円(JAF会員900円)

建物の全景を写したいのですが、建物が大きすぎてどうしても断片的にしか納められません。

入口に1トンの重量計がありました。これならジムニーが量れるぞ。

近くで見ると、現在の製品と遜色のない非常に高品質な製品で驚きです。

工場長による熱いメッセージ。人は絶対に乗るな。旧字体の威圧感がハンパ無い。おそらく画像右のついたての裏にあるエレベーター?の事を言っているのでしょう。

色々な展示物がありましたが、なにより見ごたえがあり面白いのは建物の作りや壁に書かれた文字です。下の画像には良く見ると、72+30=102の筆算が書かれています。電卓がなかった時代だから仕方ありませんね!

顔出しパネルで少しふざけました。

社宅。昭和チックでなかなかエモいです。ナショナルのカラーテレビなんて最高です。これが「チャンネルを回す」ってことかぁ。

お次は西繭倉庫。残念、工事中でした。

フランス製ブリュナエンジン。55rpmで17.5馬力を発揮する蒸気エンジン。トルクがハンパ無い!この2つの金の玉が遠心力によって広がったり縮まったりする事でスロットル開度が自動調整され、回転数を自律的に一定を保つという賢い仕組み。現在もメンテナンスされており実際に稼動します!

休憩所の椅子がいちいちエモい。流木によってほぼ無加工で組み立てられている。板の断面にはシロアリの巣であろう血管のような筋が入っていたり、見れば見るほど味がある。大量生産品には決して真似のできないこれぞアート。

そして本日一番の見所。社会の教科書などでおなじみの機械がずらりと並んでいる繰糸場。

現在展示されている機械は1970年代ごろまで使用されていた機械だそうです。これほどまでの複雑怪奇な機械が、設計者の意図のまま動いていた様子を想像すると鳥肌が立ちます。

建物はスペースを最大限に活用するために、当時としては非常に珍しかったトラス構造によって屋根が組まれています。

圧巻でした。

和菓子 扇屋さんにて一服。

カリントまんじゅうをお土産に買って行きました。

最後に古いガソリンスタンド跡に設置されていた古いタバコの自動販売機の画像でしめたいと思います。